夜、寝ているときに装着するだけで視力が回復するというコンタクトレンズで、日中は裸眼で生活することができます。
日中の生活にはメガネやコンタクトレンズが不要となるので近視の進行を防止する効果もあり、レーシックを受けることができない子供にたいへん適しています。
日中は良好な裸眼視力が得られるので勉強やスポーツを楽しむことができます。
オルソケラトロジー(Ortho-Keratology)は、「整った(Ortho)」、「角膜(Kerato)」、「学問(logy)」という意味があります。
オルソケラトロジーは、中央部が平らな高酸素透過性用ハードコンタクトレンズです。この特殊なコンタクトレンズを角膜にはめ、表面を圧迫することにより、角膜の中心部がわずかにへこみ、光の屈折力が変わって焦点が網膜上で結び、ピントが合うようになります。
オルソケラトロジーは、毎日、就寝時に自分で装着し、朝起きたときに外します。このコンタクトレンズを外した後一定時間は角膜の形状が変わっているため裸眼でもピントが合う状態にあります。オルソケラトロジーは1週間で効果が現われ、1ヶ月から3ヶ月で約95%の人が視力が回復します。しかし、角膜はとてもやわらかく、新陳代謝が活発な組織のため、特に使用開始直後は角膜の形状が早く戻ってしまうため、日中裸眼の生活を送るためには毎日夜間寝るときにこのコンタクトレンズを装着する必要があります。使用頻度が増えるに従い裸眼で生活できる時間も長くなり、個人差もありますが、1日おきや2〜3日おきでも生活できるようになる場合もあります。
オルソKレンズの装用を中止した場合、約1週間で視力が元に戻ります。
オルソケラトロジーはスポーツをされている方、職業上または資格取得のために裸眼視力が必要な方、普段メガネやコンタクトなどで不便に感じている方に適しています。
<1ヶ月超無料体験!>オルソケラトロジーで裸眼生活
オルソケラトロジーは1960年代アメリカで発表され、FDA(米国連邦食品衛生局)でも承認されています。すでに延べ100万人以上の人がオルソケラトロジーの治療を受けていると言われ、アメリカを始め、カナダ、中国や韓国など全世界に普及し、急速に拡がっています。
このオルソケラトロジーで矯正することが可能なのは、−5Dまでの近視の方。−2Dまでの乱視。7歳から65歳までの方で眼に疾患のない方なら誰でも適応可能です。
矯正後の視力は1.0から1.5くらいになり、裸眼での生活が可能です。
オルソケラトロジーは日本国内ではまだ厚生労働省未承認品目で、自由診療のため保険診療適応外となっており、治療費の相場は両眼で20万〜30万円くらいとなっています。