どんな手術にも100%成功する手術はありません。それはレーシックにも言えることです。
しかし、レーシックは、世界中で毎年数百万人もの人が受けるほど需要のある手術のため、技術の進歩が早く、コンピュータの普及により、あらゆる手術の中でレーシックはとても安全で、成功率の高い手術と言われています。
一般的に日常生活に支障のない視力は1.0と考えられています。レーシック手術を受けた人の75%はこの数字をクリアしているものと思われます。また、車の運転を裸眼でできる0.7以上の視力に至っては90%以上の人がクリアしているようです。
この数字は、レーシック手術を受けた人全体の数字で、手術前の視力が0.1以上あった人については100%近くの人が1.0以上の視力に回復しているようです。
一方で手術前の視力が低ければ低いほど高い視力の回復率は低くなってしまいます。これは、手術前の視力が低い場合、角膜を削る量をより増やして屈折率を変える必要があるからです。
もちろん、手術前の視力が0.1以上の方でも角膜の薄い方は、削ることができる角膜の量が少ないので手術後1.0以上を確保するのが困難となるのはいうまでもありません。
どの程度の矯正視力が出るのかはある程度医師から説明があることと思いますので、手術前によく確かめてください。(必ずしもその矯正視力が出るとは限りません。あくまでも目安であり、保証するものではありませんので予めご留意ください)
レーシック手術が本格的に始まって10年あまり経過し、レーシックの技術も飛躍的な進化を遂げています。新しい技術により、強度の近視の方でも手術後高い視力を得ることも可能となってきました。また、クリニックの施設、医師の技術によっても結果に差が出ることと思います。手術を受ける際は、このあたりをよく吟味して手術を受けてください。